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「カントクとおれっち」本文 冒頭~
2026-02-13 10:55:21 MDQ0N2U1(2)
※ふりがなや傍点が振れない都合、ちょっと読みづらい部分があるけどごめんなさい(^_^;)
あんまりアレな場合はヒマを見て修正しますw
ちなみにboothで100¥で売ってるヤツなんですが、売れるたびにちょっとずつ更新していくメルマガ形式の電子書籍、現時点で売り上げゼロなので、こうして宣伝するはめになりました。
内容をまんまこちらでさらしているのですが、こうでもしないとひと目につかないと危機感で、やむをえない措置ですね(^_^;)
aiyoshitatsuya.booth.pm
初期メン・キャラクター
大学野球 誠豪大学第一野球部
監督(カントク) 高宮 圭輔
...もっと見る捕手(おれっち) 秋田 幸太
ピッチャー 吉野 隆
※タイトル扉絵 画像①
タイトル
「カントクとおれっち」
春だ。
旅立ちの春……。
別れの春……。
そして……。
出会いの春……!
この時期、およそ老若男女を問わず、ひとはその人生でさまざまなターニングポイントを迎える。 言わば日本の風物詩と言ってもいいだろう。
それはこの俺、大学の公式野球の専任監督として部をまとめる人間にとってもまたおなじである。
ここにもそれはまた訪れようとしていた。
思いも寄らないものが。
そう。だから、俺はこの年の春を、一生忘れることはないのだろう……。
四月の初旬。
春になり、我らが野球部にもまた新たなる大学新入生たちがめでたく入部。
それはキラキラとしたまぶしいまでの青春の日々がはじまろうとしていた。
高校生の頃よりも身体が出来上がって、激しくも闘士みなぎる白熱した白球めぐる戦いだ。
真っ白いユニホームがただの半日で泥だらけになるような……!
これを傍(はた)から温かく見守るべくしたこの俺も、晴れ晴れしい心地で新生野球部の始動を現役監督として、熱くも声高く指導する日々がはじまる。
問題もなくいい滑(すべ)りだしをした部員たちを眺(なが)めつつ、これを背後からがっちりとサポートすることを固く心に誓(ちか)うのだった。
とは言え、野球部の監督としてはまだ若(じやく)輩(はい)者(もの)だ。
三(み)十(そ)路(じ)手前のアラサーだからってなめられまいとひたすら飯(メシ)食(く)って身体をでかくして、体力と年齢以上の迫力を身につけたつもりでいたが、付いたのはそればかりじゃなかったらしい。
そう。これが意外と周りの男たちからも好評で、親しげよく話しかけられるようになるのだった。
ふん、デブはキャラがあるからな!
昔と比べたら二回りはでかくなった身体を見るに、確かに愛嬌はあるんだろうと自室の鏡の前でポーズを取ったりもする。
ガチムチのテディベアだなw
だが俺は知らなかったのだ。
単に男受けがいいということは、ただの親しみのみに止まらず、そこには思いも寄らぬ危うさ、トラップがあるということに……!
野球部初日の部活動が無事に終わり、後は部員たちが帰路につくのを見送ってからじぶんも部室を後にする。
「ようしっと……! 行くか……」
最後に鍵をかけたらこのまま帰宅するのが通常のルーティンなのだが、今日に限ってまたグラウンドへと足を向けるこの俺だった。
ちょっと緊張した面持ちで。
グラウンドの裏手の人(ひと)気(け)のない雑木林へ。
厳密にはその手前の、何もない荒れ地にだな。
大学で言ったらこの広い敷地の西側のへり、裏にある小高い山との境界線ギリギリの緩衝地帯。
裏山がそっくり誰かの私有地で大学のキャンパスの一部の所有権をめぐって争っているらしいが、今は何事もなく雑草が生(お)い茂(しげ)っている。
よってそこにひとがくることは希(まれ)だ。
そんなへんぴな場所に、新年度しょっぱなから呼び出しを受ける若手の監督くんなのだった。
もっと貫禄のあるベテランだったらありえないんだろうな?
俺はなすすべもなく従っているが。
仕方が無かった。
呼び出したヤツらが、今年から部の中心となるべき二年のエース(ピツチヤー)とその女房役である正捕手(キヤツチヤー)のレギュラーコンビなのだから。
やけに神妙な顔つきしたふたりの顔を思い浮かべて、じっとりと額(ひたい)に汗が浮かぶこの俺だ。
いやはや、なんか問題になるような発言や行動をしたことがあっただろうか?
二人のことはこの一年の時から面倒を見てきてよくわかっているし、お互いに良く理解もしていると思っていたのだが??
文句を言われるようなことを、かわいい部員を傷つけるようなことをしたか、この俺は???
疑問と不安が脳裏にうずまく。
保護者まで担ぎ出されるようなことになったらどうしよう? ひょっとして職を失うのか!?
ちょっと足取りが重くなる俺だった。
きれいに整地されたグランドを汚さないようにこの縁(ふち)を大回りに回って、いざ指定された人(ひと)気(け)もない空き地に踏み入った。
本式のでかいバックネットの影になるから大学の校舎からは完全に死角になる、穴場だな。
※二枚目の画像の挿し絵が入ります。
それだから部員たちには勝手に立ち入らないように!と強い制限を申しつけていたのだが。
まさかこのじぶんから破ることになるとは。
さっきまで声高に指導していたはずふたりのレギュラーたちは、そこで真剣な眼差しでこの監督を迎え入れる。
よそからの視線を遮る高いバックネットの裏、何もない空き地に湿った風が吹いた。
※初回はひどいですけど、これから徐々にまくっていく予定です。乞うご期待!
【閑話休題w】
本ノベルのキャラクターに関して……
別段にこれといったモデルはいません。
単純にノリで描いたキャラですね!
理想で言ったらそっち方面の大御所の作家(漫画家)さんである、戎橋政造(えびすばしせいぞう、はじめ政治家さんみたいな名前だと思った!)さんか、くじらさんみたいなイメージで描けたらいいなと思ってはいるのですが、さすがにあれほどガチガチに描ける必要はないんだよな。
野球部だからくじらさんの絵を参考にすればいいのか? ともあれ面白いと思ってもらえたら幸いです。いろんなシチュエーションでやらかしたいのでそこらへんのご要望もありましたらwww



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